人は変えられない。だから自分が変わった方が早い【職場の人間関係】
職場で、
「上司が変わってくれない」
「会社が何も変えてくれない」
「もっとこうしたほうがいいのに」
そんな不満を感じたことはないだろうか。
これは、私が店長をしていたときの話です。
当時、私より上には部長や専務、常務など、さまざまな役職者がいました。
その人たちは、お店や組織を良くするために、
「もっとこうしたい」
「ああしたほうがいい」
「ここを改善したほうがいい」
という気持ちや願望を持っていました。
でも、それを実行しようとはしませんでした。
そして日々、会社やオーナーへの愚痴や批判を口にしていました。
ある日、私は尋ねました。
「なぜ実行しないんですか?」
「なぜ改善を提案しないんですか?」
返ってきた答えは、
「どうせ却下されるから」
でした。
なぜ人は会社や上司の愚痴を言い続けるのか?
皆さんにも、似たような経験があるのではないでしょうか。「同僚のせいで……」
「部長のやり方が……」
「会社の方針が……」
「もっとこうしたらいいのに……」
「なぜ会社はこんなことをするんだ?」
こういう話は、どこの組織でもあると思います。
でも、ここで何を言っても、他人や会社を自分の思い通りに変えることは、なかなかできません。
人の性格や人格を、自分の思い通りに変えることなんて普通はできない。
自分一人の考えに合わせて、会社や社会が変わることもないでしょう。
だからといって、同じような不満を持った人たちで集まって、毎日のように愚痴を言っていても、状況は何も変わりませ
自分を変えることはできる
社会や他人、会社を変えることは難しい。
でも、
自分を変えることはできる。
私はそう考えました。
そして、自分にできることをやりました。
任せられたお店では、6ヶ月連続で歴代最高売上を更新。
その後、閉店寸前だった別の店舗へ、自ら異動を申し出ました。
誰も行きたがらなかった店舗です。
そこで、9ヶ月で歴代最高売上を更新しました。
自分が変わると周りも変わる
すると、ある変化が起きました。
それまで、
「どうせ却下される」
と言われていた改善案の稟議が、次々と通るようになった。
なぜでしょうか。
会社の考え方が変わったのかもしれません。
上司の考え方が変わったのかもしれません。
でも、私はこう思っています。
自分の言葉に、重みが増したんです。
実績がない状態で「こうしたほうがいい」と言うのと、実際に結果を出した人間が「こうしたほうがいい」と言うのでは、同じ言葉でも受け取られ方が違う。
それを、私は現場で経験しました。
人を変えようとする。
会社を変えようとする。
上司を変えようとする。
もちろん、それが必要な場合もあります。
でも、そのために自分の時間と労力を使い続けるより、
まず自分が変わった方が早い。
自分が結果を出す。
自分の信用を積み上げる。
自分の言葉に重みを持たせる。
そうすれば、今まで動かなかった人や組織が、こちらの言葉を聞くようになることがあります。
他者を変える努力に時間を使うより、自分が変わった方が早い。
私は20年以上、人と組織を見てきて、そう思うようになりました。
他人を変えることに疲れているなら、まず自分を変えてみればいい。
そのほうが、案外早く状況が動き出すかもしれない。
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