俺は和食が好きだ。
特に寿司には目がない。
銀座の高級店にも行く。
でも、スシローにも行くし、すしざんまいにも行く。
高級なお店は、もちろん美味しい。
料理だけじゃない。
洗練されたサービスや空間も含めて、高いお金を払う価値がある。
でも、値段と美味しさが必ず比例するとも思っていない。
北海道に行ったとき、極寒の屋外で食べたカップ麺が、ものすごく美味かった。
あれは高級店では絶対に味わえない。
庶民的で雑多な居酒屋も大好きだ。
普段は、そういう店で一人飲みすることも多い。
むしろ、ベースはそっちが好きなのかもしれない。
じゃあ、高級店なんて行かなくてもいいのか。
俺は、そうは思わない。
あえて高級なお店にも行くようにしている。
料理を食べるだけじゃない。
洗練されたサービスを見る。
空間を感じる。
どういう接客をしているのか。
どういうところにお金がかかっているのか。
そういうものを実際に体験する。
自分が普段いる世界だけに閉じこもっていると、知らないうちに世界が小さくなる。
だから、安い店も好き。
高い店も好き。
その両方を知っていたほうが、人生は面白いと思う。
高いものだけが良いわけじゃない。
安いものだけで十分というわけでもない。
どちらも楽しめる人間でいたい。
俺はそう思っている。